かくぼうのしっぽ

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古墳シスターズのここが好き ~後編~

友人が見たラースさん(記憶)

前編からのつづき)

桃太郎まっぷたつ

大麦―そうだ、言い忘れてた。

友人―なんすか。

大麦―松山曲も好きですよ♡

友人―……もうだめだよ。その桃はとっくに流れていったよ。どんぶらこ、どんぶらこと。

大麦―最初にメロディを覚えたのは「エンドロール」です! 次が「今夜は離さnightで」です!

友人―流れていった桃を、走って追いかけて、川からとりあげて、包丁でダァンって切って、桃太郎ごとまっぷたつにしたよ。

大麦―言うとかんとあかんなと思って! すみません!

 

ラースさんはボタン

友人―ラースさんや小幡さんは作詞作曲しないのかな。

大麦―ラースさんは編曲に携わってるらしいですけどね。

友人―ラースさんの話が出たから、ちょっとラースさんの話をするんだけど。ラースさんの存在って本当にでかいよね、古墳シスターズにとって。

大麦―音楽的な意味で?

友人―いや、全部全部(笑)

大麦―全部(笑)

友人―あの人は本当にしっかりしている。

大麦―私はラースさんが所属する以前の古墳を知らんから比較できん。

友人―比較とかじゃないよ。絶対的にいいよ。ラースさんがいてくれることのよさがある。むちゃくちゃしっかりしてる。きちっとしすぎてて、たまに心配になるくらい。

大麦―他の3人をまとめる役だよね。

友人―うーん……なんていうんだろうな。ラースさん自身は、他のメンバーが好き勝手やるから手綱を握らなきゃいけないって感じているみたいだけれど、私はあんまりラースさんの立ち位置をそういうふうには見ていない。まあ、まとめ役としての負担はあるとは思うよ。でも、ラースさんがまとめないと成立しないってわけではない。なんつーか……なんていえばいい? 「いてくれてありがとう」って感じ。だめだ。なんも説明できてない。説明できなさすぎて、椅子から立ってうろうろしはじめちゃった(笑)

大麦―古墳という組織の基礎にいるのは松山さんだと思うけど、もうひとつの要がラースさんだよね。

友人―ああ、すごく上手に言ってくれた。そういうことです。それを掛け軸に書いて床の間に飾りましょう。

大麦―古墳らしさを作ってるのが松山さん。古墳としてまとめてるのが……うーん、まとめてるって言葉が違うんだよな。

友人―背広に喩えるなら、ボタンだよね。後ろ身ごろのない背広はありえんから後ろ身ごろが本体に見えるけど、でもボタンないとしゃきっとしないじゃんっていう。

大麦―そうそう。

友人―ほら、私はこうやってすぐ喩えるからだめなんです。ああ~~~! 十字に縛って水曜日の古紙回収に出してください。

大麦―リサイクルはできるんや……(笑)

友人―ゴミ収集される前に、ラースさんについてもうひとつ申し伝えておきたいことがある。

大麦―なんでしょう。

友人―あの人は古墳シスターズの中で一番ファッションセンスがある!

大麦―わかる~~!

友人―正直、「こんなかっこいい人が古墳シスターズにいるんだ」って思ってるよ。

大麦―それは古墳に対する悪口ですよ(笑)

友人―あと、むっっっちゃスタイルがいいよね。夜更かしモンバスの上演後に、簡易握手会みたいなのがあったんですけど。そこで見たラースさんは、尋常じゃなくスタイルがよかった。顔をあげて見た瞬間に「スタイルのいい男がおる!」っていう感動が脳にガツンときた。

大麦―帰ってきてから、そればっか言ってるね(笑)

友人―恵まれたスタイル、そして、そのスタイルに合ったファッション。

大麦―すんごい難しそうなシャツを着てるんだけど、すんごい似合ってるんだよね。

友人―言いたいことが言えたので、私はゴミ収集されてきます。

 

小幡さんは優しい

大麦―小幡さんの話もしときたいんですが。

友人―ぜひしましょう。

大麦―小幡さんって、優しいよね(しみじみ)

友人―どういうところに優しさを感じているのか教えてくれんと、ノりづらいわ(笑)

大麦―初めて古墳のライブに行ったときに、物販でしていただいた会話がすごく印象的でさ。

友人―小幡さんって物販の接客担当なんだよね。

大麦―私が「CDこっからここまで全部ください」っていうイカレたムーブをしたときに、「シングルとアルバム、両方買いますか? 同じ曲が入ってるんですけど」って気を遣ってくださって。

友人―あったねえ。あなたは3秒くらい考えて「全部でッ……」て言ったよね。

大麦―黙って買わせてもかまわないはずなのに、その訊いてくれる感じ。

友人―優しいよね。

大麦―それから、私が「お釣りは全額、はにわ号募金箱にぶちこんでください」ってお願いしたときにも、「せめてあなたの手から」って言ってお釣りを返してくださって、手ずから入れさせてくれたんだよね。あれも嬉しかった……。

友人―一応言っておくと、こうした無謀な推し活は推奨されていません。みなさんは真似しないようにしてください。

大麦―持続可能な推し活をしましょう。

友人―私も小幡さんとのエピソードをなにかしゃべりたいな。このあいだ札幌KLUB COUNTER ACTIONでお話ししたときに、メタモンを連れてたから「北海道で捕まえたんですね、名前はあるんですか?」って訊いたのよ。

大麦―ポケモンはニックネームをつけられるからね。

友人―そしたら「名前は、メタモンです!」って答えられた。これが私と小幡さんの思い出。

大麦―小幡さんは優しいよねって話、どこいった?(笑)

友人―全然関係ないエピソードだけど、思い出したからしゃべりました。

 

茶色で毛がくるくるのプードル

友人―松本くんと松山さんについても軽く触れとくか。

大麦―松本さんも優しい! 古墳シスターズは、みなさん優しいですよ。

友人―2回目になると雑な感じだぞ(笑)

大麦―えーっ!

友人―じゃあここで、松本くんに対する私の印象を言います。……〝でかい〟!

大麦―そっちのほうが雑じゃん!

友人―札幌で話したときに「背たっけ~!」「肩幅ひっれ~!」ばっかり考えてた。この人がいきなり暴れだしてボコボコに殴ってきたら、私はなすすべもないんだろうなと(笑)

大麦―怖いっていう話?(笑)

友人―いや、その体躯がありながら威圧感がないよねっていう話。大昔から思ってることなんだけど、彼ってプードルみたいじゃない? トイプードルじゃなくて、でっかいほうのプードル。茶色で、毛がくるくるの。

大麦―優しい大型犬っていう印象は、まああるね(笑)

友人―ただ……昔聴いた車内会話では、「松本が一番性格悪い」って言われてたんだよな。たしか、松山さんが言ってたんだったかな。

大麦―ほう!

友人―私は松本くんの性格が悪いと思ったことは一度もなかったから、なんか強烈に覚えてるんだよね。

大麦―性格悪いの……? あんなに優しいのに……?

友人―私としては、松本くんが持ってる「いい意味でさばさばしてる感じ」を、松山さんが悪口風に表現したんじゃないかなと思ってるんですが。

大麦―真相は藪の中。

 

全部悪口みたいになる

友人―松山さんは?

大麦―松山さんについては、私はなにを言うてしまうかわからんから気をつけないと。

友人―えっ、悪口言うの?(笑)

大麦―違う違う違う。

友人―「松山さんの好きなところはね~!」ってはじめて、そっから悪口言うつもりでしょ。

大麦―そんなやばい人間ではないですよ!

友人―じゃ、なにに気をつけようとしているの。

大麦―それも詳しくは言われん。

友人―あ、そ(笑)

大麦―えーっ。松山さんのいいところ……?

友人―いいところが出てこねえのは悪口より悪いぞ。

大麦―そう言うあなたはどうなんですか!

友人―私? 私は、松山さんは目が怖いなと思うとるよ。

大麦―悪口じゃねえか!

友人―悪口かもしれんな。でも、まあ、そこが好きやから。

大麦―なにそれえ。

友人―さあ、私はひとつ出しましたよ。

大麦―くっそ~~~~!

友人―しかし、いま自分で考えてみたおかげで、あなたが困ってる理由がわかったよ。松山さんのいいところって、ちゃんと言おうとすると全部悪口みたいになるんだね。

大麦―そうなんだよ!

友人―古墳に「どうかしてる!」って歌があるけど、あの歌みたいな印象の人だよね。〈やっぱどうかしてるね/どうかしてるね/自慢なんだよ〉って歌詞があるじゃん。〈どうかしてる〉っていうのは普通なら悪口として使われる言葉なんだけど、あの歌における〈どうかしてる〉は褒め言葉でしょ。

大麦―〈自慢なんだよ〉って言ってるくらいだからね。

友人―つまるところ、松山さんには、悪口みたいに聞こえるような言葉まで駆使しなきゃ言い表せない、なんともいえない魅力があるよねっていう話をしてえんだ。わかったか。

大麦―急に読者に話しかけないで(笑)

友人―イライラする。

大麦―じゃあ、松山さんは〝どうかしてる〟ってことで!

友人―おま……。いま私がせっかく丁寧に言ったのに!! おまえのせいで悪口に逆戻りだよ! なにしてくれてんだ!

大麦―ひぇーん! ごめんなさい~!(泣)

友人―愚か者めが!

 

改善してほしいところ~大麦編~

友人―さんざん好きなところについて語ってきたから、最後は改善してほしいところを挙げて終わろう。古墳シスターズに対してなにか物申しておきたいこと、ありますか。

大麦―カラオケに曲を入れてください!!

友人―それね。でも、こんなに入らないっつーことは、たぶんもう入らないんじゃねえかな(笑)

大麦―古墳シスターズをカラオケで歌いたいです。我々はどうすればいいんですか。

友人―JOYSOUNDDAMの公式HPからリクエストしまくるしかなくない?

大麦―しかないのかあ。

友人―「1曲だけ入れてあげる」って言われたら、なにを入れてもらいたい?

大麦―1曲だけ!?

友人―私は昔から決めてるのがある。

大麦―なに?

友人―「背骨」。

大麦―「背骨」か~!

友人―「背骨」がめっちゃ好きなの。ぜひカラオケに入れてもらって、腕を突きあげて歌いたいのだ。

大麦―「東京大学理科Ⅲ類」かもな。いや、「カブトムシ」……。

友人―「カブトムシ」は歌うの難しいよ。

大麦―だよねえ。

友人―青春パンクって基本的に歌うの難しいよ。私、マジでストレス溜まったときには銀杏BOYZの「犬人間」を歌うことにしてるんだけど、毎回ゴミが爆誕するもん。

大麦―「学生叙情詩」もいいな。「学生叙情詩」は気持ちよく歌えそう。

友人―ご検討のほどよろしくお願いいたします。

 

改善してほしいところ~友人編①~

友人―もう一個、どうしても改善してほしいところがある。

大麦―ほう。

友人―ファンクラブ作ってくんねえかな!

大麦―ほしいよね~!

友人―遠いのよ。香川県高松市が遠いって話じゃなくて、我々が住んでいる場所が、古墳に遠い。東京、大阪、神戸、香川、岡山、福岡、北海道、どこへ行くにも往復の交通費だけで4万円くらいかかる。なんなんですか、この場所は。助けてください。

大麦―金もかかるし、日帰りできる範囲が極少なのよね。

友人―それゆえに引っ越しを検討するレベルだもん。

大麦―やべえファンがおるな……。

友人―私はJRやJALを推しているわけじゃないのよ。だから、いま交通費に吸い取られてる4万円を、あますところなく古墳シスターズにぶちこませてください。頼むわ。お願いします。

大麦―推したいときに推せる仕組みを、こう、ね。

友人―もしもファンクラブ会員限定のサービスを考えるのが大変で足踏みしているということなんだったら、私のなかでは答えが出ています。1年に1枚、年賀状が届くだけでいいんです。

大麦―サイン入りのやつ?

友人―違うよ。会員全員同じデザインの、印刷所に頼んで刷ってもらうやつ。ビジネスなやつ。

大麦―サインなくていいんだ(笑)

友人―その年賀状のために、平気で1万円出せます。

大麦―イッちゃってるな~。

友人―1万5千円コースだとまったく同じデザインの年賀状が2枚届くっていう場合は、1万5千円コースにいきます。2枚同じのが届いたっていう新鮮さがあるから。

大麦―別人のふりをして2口加入することもできますよ。

友人―えっ、3万円で同じ年賀状が4枚届くの!? 4枚並べて額に入れて、「これが今年の壁紙だ!」って飾りましょう!

大麦―やべ~気づかせちゃった。

 

改善してほしいところ~友人編②~

友人―それからさあ~。

大麦―まだ改善してほしいところがある?

友人―早く売れて、運転手をつけられるようになってください。14時間ぶっ通し運転とか、ライブ後の深夜に直帰とか、見ていてめっちゃひやひやするんで。

大麦―それは思う。

友人―運転手の導入、検討だけでもしてみてください。

大麦―意外とそんなに高くなさそう。

友人―事故って万が一なんかありでもしたら、ホンマ、生活に支障が出るよ。耐えられん。廃人になる。

大麦―「この状況を防ぐには、どうすればよかったんだ?」って思うから。

友人―まあでも、これはお金の問題だからね。運転手をつけたら1件30万円かかる、とかいう可能性だってあるわけでしょ。

大麦―無理強いはできんよね。

友人―とはいえ、どれだけ金がかかったとしても、命には代えられないんだけど。